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【基本情報】
ポケットモンスター(2019新ロゴ版)第3話(通算1100話)
フシギソウってふしぎだね?【カントー】
本放送:2019年12月1日
【あらすじ】
サクラギ研究所のリサーチフェロー(特別研究員)に任命されたサトシとゴウ。ふたりのはじめての調査は、クチバシティで突如大量発生し、謎の大行進をするフシギソウの調査だ。しかし感覚的なサトシと理知的なゴウ、正反対の性格や価値観の違いが認められずケンカになってしまう。さらにはロケット団まで現れて……!?
【スタッフ/使用曲】
脚本 :米村正二
絵コンテ :樋口香里
演出 :堀内良平
総作画監督:安田周平
作画監督 :森口弘之、森悦史、浅田真理、松岡秀明、中田亜希子、池田早香
OP
1・2・3
(After the Rain(そらる×まふまふ)Ver.)
ED
ポケモンしりとり(ピカチュウ→ミュウ Ver.)
【登場キャラクター】
(レギュラーキャラ)
サトシ(CV:松本梨香)
サクラギ博士からスマホロトムを授かる。ポケモンの気持ちを第一に考える主義は変わらず、路地裏で見つけたフシギソウを無意識に手助けしようとするが、ゴウと価値観の違いで衝突し、仲違い。ときどきウマが合うが、思い出したように顔を背けてしまう。しかし、建設中のジムを登る際には体力を活かしてゴウに手を貸し、徐々に打ち解けていく。ロケット団に対しても毅然と立ち向かった。
ゴウ(CV:山下大輝)
フシギソウを助けようとしたサトシに対し、なんでもかんでも人間か介入するべきではないと反論し、仲違いに。しかしサトシに「友達じゃなくていい」と言われ、どこか悲しそうな表情をみせる。
理知的でポケモンの習性をよく観察しているが、サトシの感覚的な見方はまだ理解できない様子。またサトシと比べて体力は劣るため、ジムを登る際にはお互いに助け合った。ロケット団からフシギソウ達を守ろうと戦うサトシの姿に心を動かされ、仲直りする。
コハル(CV:花澤香菜)
サトシ達よりも先に起きて、すぐにスクールへと登校していった。スクールでは花に関わる係らしく、フシギバナの花粉で突然開花したことで、仕事が大変だったとつぶやいた。
サクラギ博士(CV:中村悠一)
ふたりに初めての仕事として、街に大量発生しているフシギソウの調査を依頼。またスマホを持っていないサトシに新しくスマホを渡し、ゴウの手持ちのスマホと合わせて、ロトムを内蔵させた【スマホロトム】を授ける。
スマホロトム(CV:堀内賢雄(サトシ)/マリナ・アイコルツ(ゴウ))
ふたりの持つスマホにロトムが入ったもので、今回のポケモン図鑑の役割を持つ。ポケモンや建物にかざすことで情報を得ることができる。サトシとゴウで個体が違うためにアナウンスの声も異なり、特にゴウの持つ女性型音声は、特徴的な訛りがある。
(ロケット団)
ムサシ(CV:林原めぐみ)、コジロウ(CV:三木眞一郎)
強く珍しいポケモンをつけ狙う、ロケット団の一員。進化のきざしが見えていたフシギソウ達を不意打ちで捕らえ、ふたりの前に現れる。サトシは最初から存在を知っており、ゴウとは初対面。
今回はガチャマシンから引いた強力なポケモンを手に戦うが、ダメージを負ったポケモン達を気遣う優しい面は相変わらず。最後はピカチュウの【10まんボルト】で吹っ飛ばされ、改めてサトシのピカチュウの強さと、だからこそゲットしてやろうという気概を改めて見せた。
登場時の口上は「なんだかんだと聞かれたら」「答えてあげるが世の情け」に続く、初代と同じものを使用。
ロケット団のボス。ムサシ達へ直々にロケット団としての任務遂行を命じる。
(レギュラー以外)
キクナ(CV:千本木彩花)、レンジ(CV:観世智顕)
サクラギ博士の助手。レンジはバス通勤らしく、フシギソウの大行進の影響を受ける。
ジュンサー(CV:清水理沙)
フシギソウの大量発生により、交通整理に追われている。またふたりにロケット団の目撃情報があったことを教える。
【本編に登場したポケモン】
(手持ちポケモン:レギュラー)
《サトシ》
ピカチュウ(CV:大谷育江)
技:アイアンテール、エレキネット、でんこうせっか、10まんボルト
ケンカになり険悪なムードのふたりを心配そうに見ていたが、徐々に打ち解けていく様子に笑顔を見せる。ロケット団の繰り出したギャラドスとバンギラスに1対2という不利を背負いながらも、フシギソウ達を守るために果敢に戦った。
(手持ちポケモン:ロケット団)
ニャース(CV:犬山イヌコ)
過去の努力によって、ヒトの言葉を話すニャース。はじめて本物を見て大興奮のゴウに「ちょっと苦手なタイプだニャ……」と漏らす。
《ムサシ》
ソーナンス(CV:うえだゆうじ)
技:たきのぼり、ハイドロポンプ、アクアテール、はかいこうせん
ガチャマシンから引いたポケモン。基本的にはムサシが明確に技名を言わないので、自分の判断で戦っている。
《コジロウ》
バンギラス
技:ほのおのキバ、あくのはどう、ストーンエッジ、はかいこうせん
ガチャマシンから引いたポケモン。
(手持ちポケモン:レギュラー以外)
バリヤード(CV:うえだゆうじ)
サトシ達の身の回りの世話役として、サクラギ研究所に置かれることに。持ち前のパントマイムで掃除機をかけたりなど、人のマネをするのが得意。
ワンパチ(CV:犬山イヌコ)
相変わらずサトシにだけ吠えて警戒している。
ロトム
ふたりのスマホに入り込み、スマホロトムとなった。
どこからかロケット団の秘密兵器であるガチャマシンを落として飛び去る。
(野生ポケモン)
技:つるのムチ、あまいかおり、ソーラービーム
突如クチバシティに大量発生し、いたるところで目撃されるように。【あまいかおり】を背中のつぼみから出すのは、進化が近いきざし。高いところに登るときは【つるのムチ】を活用する。
太陽のあたるジムの屋上で日向ぼっこをしてエネルギーを蓄えていたところをロケット団に捕らわれるが、ピカチュウに助けられ、ピカチュウのピンチに【ソーラービーム】で加勢。ロケット団撃退後、フシギダネはフシギソウに、フシギソウはフシギバナに進化。フシギバナの花粉が風に乗せられ、街の花々が開花した。
(モブ/セリフなし登場)
ガーディ
ジュンサーと一緒に交通整理をしている。
ワンリキー
ポケモンジムの工事の写真に、地ならしをする様子が描かれている。
ロコン、ナゾノクサ、ニョロモ、ゼニガメ
街の人々のポケモン。
バタフリー、キャタピー
花畑の野生ポケモン。
【アイキャッチ】
フシギソウ
Aパートコール:ゴウのスマホロトム
【Cパート/ひらめきゲット!Let’sポケなぞ!!】
(コーナー自体はなかったが、EDテロップのみ表記あり。)
【名(迷)セリフ集】
(ロケット団の目撃情報を知ったふたり。)
「あっ!ロケット団!」
「ネットで見たことがある。確か人のポケモンを奪う悪いヤツとか……でもニャースがしゃべるってのはウソだろ?」
「まぁ誰だって最初はそう思うよなぁ……」「ピカチュ」
「?」
(サトシ/ゴウ/ピカチュウ)
(路地裏で見つけたフシギソウを巡って、意見が対立するふたり。)
「前に進みたくても進めないって感じだな」
「助けてやろう!」
「ダメだ!」
「えっ、なんで?」
「俺達はフシギソウの大量発生について調べてるんだろ?手助けしちゃったら、その謎が解けないじゃないか」
「困ってるんだから助けてやればいいじゃん」
「なんでもかんでも助けてやるってのは間違いだ!自分の力で困難を乗り越えられないポケモンは、そこまでだろ!」
「そこまでってなんだよ!?」
「助けちゃったら、生きる力が減っちゃうっしょ!」
「わけわかんないよ!俺は助けたいと思ったら助けるんだ!」
「だから『かわいそう』とか『かわいい』とか、その場の一時的な感情で助けるのは人間のエゴだっての!」
「エゴでもなんでも、俺はこいつを助ける!」
(フシギソウを手助けしようとして、逆に体当たりされてしまうサトシ。)
「ほらみろ……」
「うるさいな、ほっとけよ!」
「……そうかよ、ったく、ルギアのときは友達と認めてやったけど、どうやら俺の見当違いだったようだな」
「……別に友達じゃなくていいよ」
「!……、結局お前もそういうヤツか」
「何か言ったか?」
「……もういいよ、俺ひとりで調べるから」
「あぁそうですか!勝手にすれば?」
「勝手にするさ!」
(ゴウ/サトシ)
【メモ】
・2段ベッドの取り合いは……
冒頭の目覚めのシーン、前回散々上の取り合いをしていたふたりだったが、ゴウが上、サトシが下で寝るように落ち着いた。サトシのいびきにピカチュウが悩まされている描写も。
・スマホロトム
調査の前に、ふたりが持ったスマホにロトムが内蔵され、【スマホロトム】となった。これは今回のポケモン図鑑の役割も持ち、ポケモンにかざすと詳細情報を教えてくれる。サトシのものとゴウのもので個体が異なる為、アナウンスの声も違う。
・建設中のポケモンジム
フシギソウやフシギダネが集まっていると思わしき建物。工事が始まる前は日当たりのいい草原で、野生のフシギダネやフシギソウはそこで太陽の光を浴びていたという。
・ジャリボーイ……?
ムサシとコジロウがサトシ達を「ジャリボーイ」と呼ぶのは今までと変わらず。しかしゴウはその意味を理解できていない。
・ロケット団のメカ【ガチャマシン】
『R』の印が描かれた、紫と赤を基調とするモンスターボールが大量に入った、いわゆる『ガシャポン』。必要かどうかは不明だがニャースの小判を差し込んでノブを回すと、ボールが出てくる。ボールの中にはポケモンと一緒に、そのポケモンの詳細が書かれた紙が同封されている。