本編解析(SMアローラ編)

アローラ編第125話(通算1076話)「サトシ、時を超えた出会い!」


【基本情報】

SM/アローラ編第125話(通算1076話)
サトシ、時を超えた出会い!
本放送:2019年6月9日

【本編のあらすじ】

 アローラリーグに向けて、森でポケモン達の特訓に励むサトシ。そこに偶然にも現れたセレビィが、強烈な技のぶつかり合いに驚いて【ときわたり】を起こし、それに巻き込まれたサトシとニャヒートが過去の世界に飛ばされてしまう。そこで出会った、ククイ博士にそっくりな少年と意気投合し、バトルを挑まれるのだが……。

【主な制作スタッフ】

脚本   :冨岡淳宏
絵コンテ :毛利和昭
演出   :毛利和昭
副監督  :小平麻紀
総作画監督:中野悟史
作画監督 :安田周平、矢田木瀧

【使用曲】

OP 
キミの冒険

ED 
心のノート

【レギュラーキャラ以外の登場キャラクター】

(CV:國立幸)
幼少期のククイ博士の写真と想い出の図鑑を見つけ、思い出話を聞いた。

(CV:
当時5歳ごろのククイ博士本人。この頃から研究熱心で、ポケモンバトルを見てポケモンの技に興味を惹かれていた。過去の世界にワープしたサトシと出会い、Zワザやバトルに間近で触れた。子供扱いされるのが嫌い。

服装は現在と似ており、上半身裸に白衣の袖を首元で結んでマントのようにしている。『ガオ』というあだ名は、ガオガエンの帽子をかぶっていたことからサトシが命名したもの。現在のククイ博士もそのあだ名を懐かしく思っていた。

(CV:
回想シーンで登場。ガオを『クー坊』と呼んでいる。当時は服装と髪・ヒゲの色が現在と異なる。

男性トレーナー
回想シーンで登場。ハラに挑戦するが敗れた。

【登場したポケモン】

(手持ちポケモン)

【サトシ】

ピカチュウ(CV:大谷育江)
技:10まんボルト

モクロー(CV:林原めぐみ)
技:タネばくだん
技の特訓で【タネばくだん】を使ったが、かわらずの石のキャッチに失敗し石が顔面にぶつかって倒れる。

ルガルガン(たそがれの姿)(CV:中川慶一)
技:ストーンエッジ

(CV:西村ちなみ)
技:だいもんじ、ニトロチャージ、ダイナミックフルフレイム(ホノオZワザ)
セレビィの【ときわたり】に巻き込まれ、過去の世界へ。初対面であるガオとニャビーに最初は警戒していた。しかしニャビーに対して、ロイヤルマスクのガオガエンと同じ波長を直感で感じている。ガオにせがまれて、ホノオZを借りて【ダイナミックフルフレイム】を発動した。

メルタン(CV:三宅健太)

・ピカチュウ達はサトシとニャヒートが【ときわたり】で過去にワープし、戻ってくるまでの間、ポケモン達だけでふたりを捜索していた。ふたりが戻ってきた際には全員泥だらけになっており、首にはウルトラガーディアンズの首飾りを提げていた。

 

【バーネット博士】

ゴンベ(CV:愛河里花子)

 

【ガオ】

ニャビー(CV:
技:ひのこ、ひっかく
現在のロイヤルマスクの相棒・ガオガエン。当時はまだバトル経験も浅く、バトルで使用した【ひのこ】もニャヒートに軽くかき消されてしまう程度だった。【ひっかく】も技としては弱いが、オー爺の背中を掻くにはちょうどいい。(サトシに「【ひっかく】というより【くすぐる】だな」と評された)

バーネット博士に想い出を語る際は、正体を隠すため「親が飼っていた」とごまかしている。

 

【ハラ】

マクノシタ(CV:
技:ヘビーボンバー、インファイト
回想シーンで登場。現在のハリテヤマ。

 

【トレーナー】

アローラサンドパン
技:アイスボール
回想シーンで登場。ハラのマクノシタに挑戦するが敗れた。

 

(野生ポケモン)

セレビィ(CV:
別の空間から【ときわたり】で森に転移してきた、幻のポケモン。サトシの特訓を影から見ていたところ、ルガルガンとニャヒートの技のぶつかり合いの衝撃に驚き、【ときわたり】で過去の世界にワープ、サトシとニャヒートがそれに巻き込まれた。

サトシがホノオZを授かった後に再び姿を現し、再び【ときわたり】でもとの世界へとワープさせた。その後飛び立つところをロトムが発見し、写真に収めている。

 

(ぬし)
過去の世界の森に生息している、巨大なぬしポケモン。老齢で、ガオは『オー爺(じい)』と呼び慕っている。なぜかホノオZを持っており、ガオが持っているのも彼からもらったもの。時々背中がかゆくなってくしゃみが止まらなくなる癖があり、ニャビーの【ひっかく】で背中を掻いてもらうと治まる。雨が降った際には、木々を操って木陰をつくり、みんなを雨宿りさせた。

雨上がりの後頭の茂みにアブリー達が引っ掛かったことでくしゃみが再発したが、サトシ達がこれを解決し、そのお礼にサトシに【ホノオZ】を授ける。

サトシとニャヒートが過去から現在の世界に戻ってきた際、その近くにはオー爺によく似た、朽ちた大木が生えている。

 


オー爺の頭の中で雨宿りしていたが、濡れたことで羽が葉っぱにくっつき、オー爺がくしゃみをする原因に。サトシ達が協力して救助した。

(その他)

なし

(モブキャラ)

アブリボン、ヤングース、アマカジ、ウソッキー、オドリドリ(ぱちぱちスタイル)
現在世界の森のポケモン達。

アブリボン、ヤングース、アマカジ、ウソッキー、オドリドリ(ぱちぱちスタイル)、アブリー、アローラコラッタ、ヘラクロス、ヤトウモリ、ウソハチ、ボクレー、オーロット、アローラディグダ、ツツケラ、アゴジムシ、アローララッタ、
過去世界の森のポケモン達。

 

【ロケット団の行動】

(本編出演なし)

 

【アイキャッチのキャラ】

オーロット

Aパートコール:ハラ

 

【ポケもんだい】

出題者:サトシ

Q,今回登場する『ぬしポケモン』は?

A,青:ヨワシ ◎赤:オーロット 緑:ラランテス 黄:デカグース

ショートアニメは本編後のククイ博士の家にて。昼食前に料理をつまみ食いするサトシと、それに続いて同じくつまみ食いするククイ博士。その様子にバーネット博士は「まるで兄弟みたい」と、あきれながらもほほえましく見ているのだった。

 

(ポケもんだいスタッフ)

構成   :吉川兆二
絵コンテ :小平麻紀
演出   :小平麻紀
総作画監督:中野悟史
作画監督 :中矢利子
原画   :坂田愛子

 

【名(迷)セリフ】

(ガオのニャビーとバトルすることになったニャヒート。幼い子供相手だからと手加減しようとするサトシだが……)
「ニャヒート、ちょっと弱めでいくぞ。【ニトロチャージ】はトロチャージ、【だいもんじ】は、ちょいもんじで」
「そんな技ないぞー!子供扱いすんなーー!!」
「え、子供扱いって……」
「本気でこい!ワザキング!!」
「わかった!そういうことなら俺達も全力だ!いくぞ、ガオ!」
「ガオ?」
「ガオガエンの帽子かぶってんじゃん。だからガオ」
「おぉーー!かっこいい!俺ガオだぞ、ニャビー!」
「ニャビ!」
(サトシ/ガオ/ニャビー)

 

(バトルを終えて、ニャビーとガオを労うサトシ。)
「ガオも、またバトルしような?」
「……ずるいぞ、【だいもんじ】なんて」
「なんだよ、本気でこいって言ったろ?」
「負けるのやだ!」
「ポケモンバトルは、負けても次勝てばいいんだ!」
「えっ……そうなの?」
「あぁ!」
「そうなんだ!ニャビー、俺達もっと強くなって、いつかワザキングに勝とうな!」
(サトシ/ガオ)

 

(雨宿りしながら語り合うサトシとガオ。)
「その本、好きなんだ?」
「【ポケモン超わざ図鑑】だよ。技のことならなんでも載ってるんだ!」
「へぇー面白そう!」
「でもさ、本物は迫力が違った!あんなすごい【だいもんじ】、どうやったらできんの?」
「え?どうって言われても……ポケモンと一緒に頑張ってたら、ガオだってできるよ!」
「そっかー!」
「さっきのバトル、どうだった?」
「負けて悔しかったけど、楽しかった!な、ニャビー!ワザキングはいっぱいバトルしてきたの?」
「うん。アローラに来る前は、いろんな街にあるポケモンジムで、ジムリーダーといっぱいバトルしてた」
「ジムリーダー?それって強いの!?」
「あぁ、すげぇ強い!けど、ジムリーダーに勝てたらバッジがもらえて、それを集めると、ポケモンリーグに出られるんだ!ポケモンバトルのお祭りだよ!」
「へぇー!ポケモンリーグかぁ!じゃあさ、そのポケモンリーグに勝ったら!?」
「……俺、夢があるんだ」
「夢?どんな?」
「ポケモンマスターになる!」
「ポケモン、マスター?はじめて聞いた!いいなそれ!俺もポケモンマスターになる!」
(サトシ/ガオ)

 

【memo】

・サブタイトルは2001年公開の劇場版作品【セレビィ 時を超えた遭遇(であい)】のオマージュ。どちらもセレビィと【ときわたり】がストーリーに関わっている。

・ククイ博士が原点としている本【ポケモン超わざ図鑑】。どこに行くにも持ち歩き、特に島キング・ハラのバトル風景を見る際の教科書にしていたという。背表紙の端が少し黒くなっているのは、過去でニャヒートが【ダイナミックフルフレイム】を繰り出した影響で、少し焦げたもの。現在も残っている。

バーネット博士がクローゼットの整理をしていたところ本を見つけ、そこには写真が挟まっていた。その写真の少年こそ、サトシが過去の世界で出会い『ガオ』とあだ名をつけた、当時5歳の頃のククイ博士本人である。

・ガオに「Zワザが見たい!」とせがまれ、ホノオZワザ【ダイナミックフルフレイム】に初挑戦するサトシ。同じホノオZの所持者である、カキのポーズを思い出し真似てみて、初めてながら成功させる。それに感動したガオはサトシのことを『ワザキング』と呼び慕うようになる。

その時に的として、クリムガンを模した岩が使われたが、Zワザの成功で粉砕され、現在の世界には跡形もない。

・地下にあるククイ博士の研究室には、ベベノムがサトシの手持ちに加わっていた際に描いた絵が、今もそのまま残されている。