【サン&ムーン】アローラ

アローラ編第108話(通算1059話)「カプ・レヒレの霧の中で」


【基本情報】

SM/アローラ編第108話(通算1059話)
カプ・レヒレの霧の中で
本放送:2019年2月10日

【本編のあらすじ】

ポニ島での自由研究もいよいよ大詰め、みんなでハプウの家に泊まりに行くことになったサトシ達。カプ・レヒレの持つ、故人に会うことができる霧の話を聞き、マオは小さい頃に亡くした母親のことを思い出す。病気がちだった母親に「嫌い」と言って、最後の会話になってしまったことに強い罪悪感を覚えていたマオ。霧に誘われて母親と再会し、あの時言えなかった『本当の気持ち』を、告白する。

【主な制作スタッフ】

脚本   :松井亜弥
絵コンテ :でんさおり
演出   :でんさおり
副監督  :小平麻紀
総作画監督:中野悟史
作画監督 :香月麻衣子、山崎玲愛
ゲストデザイン:一石小百合

【使用曲】

OP 
キミの冒険

ED 
心のノート

【レギュラーキャラ以外の登場キャラクター】

ジョーイ
セリフなしで登場。

ハプウ(CV:
冒頭からサトシ達と合流している。カプ・レヒレの霧の力について注意を促した。霧に誘われ戻ってこないサトシ達の身を案じ、助けようとカプ・レヒレに攻撃したことが、カプ・レヒレの心を動かし、晴れて新たな島クイーンとして認められた。

(CV:斎藤千和)
マオが幼少の頃に病気ですでに亡くなっており、回想シーンやカプ・レヒレの霧の中で登場。病気がちでマオに心配や苦労をかけることに罪悪感があり、「ごめんね」と謝ることが多かった。しかしカプ・レヒレの霧の中で再会し、「ごめんね」ではなくたくさんの「ありがとう」を伝えた。

(CV:
サトシ達とは離れた場所で特訓をしていたところ、カプ・レヒレの霧の中に誘われる。リーリエと一緒に父親を探すが見つけることができなかった。これにより父親が生きていることが判明。ルザミーネに伝えるためにも急ぎポニ島を離れた。ハプウからは、次にポニ島に来た時に大試練を受ける権利を与えられた。

(CV:
先々代の島キングである、ハプウの祖父。故人であり、カプ・レヒレの霧の中で登場。霧に誘われたサトシ達を助けたいハプウの気持ちを受けて、カプ・レヒレが彼女を島クイーンとして認めたことを告げた。

【登場したポケモン】

(手持ちポケモン)

【サトシ】

ピカチュウ(CV:大谷育江)

モクロー(CV:林原めぐみ)

ニャヒート(CV:西村ちなみ)
技:ほのおのキバ、ニトロチャージ、ひのこ、だいもんじ
カプ・レヒレの霧の中で、かつてともに生きた師匠・ムーランドと再会する。そこで、火の玉をパンチして飛ばす【ひのこ】がムーランドの手によって【だいもんじ】に変化。師匠に見守られながらパンチを変化させる特訓を重ねて、新たに【だいもんじ】を習得した。

【リーリエ】

アローラロコン(NN:シロン)(CV:上田麗奈)

【カキ】

アローラガラガラ(CV:武隈史子)

【マオ】

 → )(CV:藤村知可)
回想シーンにて、アマカジがマオのママにゲットされたポケモンだったことが判明。以降、マオの妹として一緒に過ごしてきた。成長し進化した姿を、親であるママに見せることができた。

【スイレン】

オシャマリ(CV:清水理沙)

イーブイ(NN:ナギサ)(CV:金魚わかな)

【マーマネ】

トゲデマル(CV:かないみか)

クワガノン(CV:うえだゆうじ)

【ジョーイ】

キュワワー

【グラジオ】

シルヴァディ(CV:櫻井トオル)
技:エアスラッシュ

ルガルガン(まよなかの姿)(CV:三木眞一郎)
技:ストーンエッジ

2匹はサトシ達と離れた場所で特訓をしていたが、霧によって中断している。

ブラッキー

【ハプウ】


家から彼岸の遺跡までの道のりをハプウを乗せて走った。

ゴルーグ(CV:中川慶一)
技:ラスターカノン
霧に誘われたサトシ達を助けたいハプウが、カプ・レヒレを止めようと攻撃した。その強い想いが通じ、彼女は新たな島クイーンとして認められる。

(野生ポケモン)


母親への想い出と罪悪感をスイレンに語るマオの様子を、物陰から覗いていた。その後、あの世とこの世が交わる濃霧を生み出しサトシ・リーリエ・マオを誘わせ、サトシのニャヒートにはかつての師匠・ムーランドに、マオにはママに会わせている。

ムーランド
サトシのニャヒートが野生時代のニャビーの頃からともに暮らし、師と慕うポケモン。老衰によって亡くなったが、カプ・レヒレの力によって再会する。ニャヒートの【ひのこ】を自らのパンチで【だいもんじ】にパワーアップさせ、ニャヒートの【だいもんじ】習得の特訓を手伝った。

(→マオ手持ち)
グラシデアの花が咲く季節、感謝の心を運ぶために姿を変えて飛び立つという幻のポケモン。霧の中でママと再会し、『ありがとう』の気持ちであふれたマオのそばに咲いていた、グラシデアの花のそばから現れた。飛び立つまでの間預かる形で、マオのポケモンとなる。

(その他)

なし

(モブキャラ)

なし

【ロケット団の行動】

(本編出演なし)

【アイキャッチのキャラ】

カプ・レヒレ

Aパートコール:なし

【ポケもんだい】

出題者:マオ

Q,本編内でサトシ達が宿泊に行った場所は?

A,青:港の船 赤:ポケモンセンター ◎緑:ハプウの家 黄:日輪の祭壇

ショートアニメはその日の夜のこと。それぞれ大切な人と出会い、別れ、思いがこみ上げるのか、マオ、ハプウ、そしてニャヒートは、眠れずに夜空を見上げる。

(ポケもんだいスタッフ)

構成   :吉川兆二
絵コンテ :小平麻紀
演出   :小平麻紀
総作画監督:中野悟史
作画監督 :中矢利子
原画   :山崎玲愛

【名(迷)セリフ】

(カプ・レヒレの『故人に会える力』について、注意を促すハプウ。)
「会いたいと望む気持ちはよくわかる。じゃが気をつけるのじゃぞ。カプ・レヒレの霧で、あの世とこの世が混ざり合う世界から、戻れなくなった者もおるでな。会いたいものに会えたとき、やがて訪れる二度目の別れはことさらつらいものじゃ。そのことに耐えられない者は、霧の中に永久に閉じ込められてしまう」
(ハプウ)

(ポケモンセンターを飛び出し、ひとりになったマオに寄り添うスイレン。)
「会いたい?マオちゃん、マオママに。……会いたいよね」
「会いたくない!」
「そう……」
(回想シーン。幼少期のマオのママとの想い出と、現在のアマージョである、アマカジとの出会い。)
「それから少しして、お母さんまた入院して、お見舞いにいくたび「ごめん」が多くなって、いつも謝ってばかりで、謝ってばかりのお母さん、あたし嫌で……!
仕方ないよ、病気だったんだもん。なんとなく今あたしにもわかるんだ。お母さんの気持ち」
「マオちゃん……」
「でも、『あの時』は……」
(回想シーン。入院したママに当たる、幼少期のマオ。)
『ごめんごめんって言うお母さん、あたし嫌いだもん!』
『マオ……』
『嫌いだもん!!』
(そして現在)
「それが、お母さんと話す最後になっちゃった……!会いたくない……あんなこと言っちゃったんだもん……会えないよ……」
(スイレン/マオ/マオのママ)

(霧の中でニャヒートの師匠・ムーランドと再会するサトシ。)
「ほんとにムーランドだ!」
「ピカピカ!」
「信じられないロト!」
「久しぶりだなぁ、ムーランド!……あっ」
(回想、21話にて当時のニャビーとムーランドの死別を悟るシーン。)
「……なんだっていいや!会いたかったムーランドに会えたんだから。な、ニャヒート!」
(サトシ/ピカチュウ/ロトム図鑑)

(霧の中で、ママと出会ったマオとアマージョ。)
「マオ」
「お、かあ……さん……?おかあさん……お母さん?お母さん!?」
「アジョ!」
「大きくなったねぇマオ!アマカジも立派に進化して」
「アジョ!アジョ!」
「う、うぅっ……うわぁぁーん!」
「マオ?」
「ごめんねお母さん、嫌いって言って……ごめんなさい!」
「いいのよマオ、いいの……」
「でも……でも!」
「あれはね、お母さんが悪かったの。間違ってたの」
「そんなことない!」
「あなたは何も悪くないの。聞いてマオ。お母さんね、『ごめんね』じゃなくて、こう伝えなきゃいけなかったの。『ありがとう』って!

「ありがとう、マオ。お母さんの子供として産まれてくれて。
ありがとう、お母さんやお父さん、お兄ちゃんに、いっぱいいっぱい幸せをくれて」
(『ありがとう』が増えるたびに、地面に【グラシデアの花】が咲く。)
「お母さん……」
「ありがとう、アマカジを大切に育ててくれて」
「アジョ!」
「ありがとう、アイナ食堂を立派に守ってくれて。ありがとう、こんなにかわいくて、心がまっすぐな子に育ってくれて!ありが」
「お母さん!私やり直す!」
「え?」
「だからさっきのごめんなさいは忘れて!ふぅ、はぁー……」

「お母さん、ありがとう!いつだって明るくて優しいお母さんでいてくれて。
ありがとう、毎日おいしいごはんを作ってくれて。
ありがとう、お母さんと一緒のお散歩とっても楽しかった!
ありがとう、あたしが寂しくないようにって、アマカジをゲットしてくれて!」
「マオ……」
「ありがとう、あたしを産んでくれて!」
(周りにはグラシデアの花が咲き乱れていた。)

(霧が晴れた別れの間際、抱きしめあうふたり。)
「マオ、いつもそばにいるから……」
「お母さん……」
「目には見えないけど、心は、マオやお父さんやお兄ちゃんと、ちゃーんとつながっているからね」
「うん……うん!」
(マオのママ/マオ/アマージョ)

【memo】

・ポケモンセンターにあった1冊の本に、サトシとカキが昨日会った老人が描かれていた。それは、先々代の島キングでもあるハプウの祖父・ソフウ。これで、ふたりが会ったソフウが、カプ・レヒレの持つ『この世にいない者に会わせる力』によるものだと知らされる。

・カプ・レヒレの見せる霧は『あの世とこの世が交わる空間』であり、誘われた者は空間に閉じ込められて霧の中をさまよう。近くにいるようで遠くにいるように錯覚するらしく、霧が晴れた後、サトシとリーリエ、グラジオはハプウの家の畑にいる。

・マオのママは、マオが小さい頃に病気で亡くなっている。病気がちで娘に心配をかけさせる罪悪感からか「ごめん」と謝ることが日に日に多くなったが、それがマオにはかえって負担になってしまった。実の親に「嫌い」と叫んでしまったことが、最後の会話になってしまったことに、強い罪悪感を感じていたマオは、カプ・レヒレの力でママに会うのを最初は嫌がっていた。