もくじ
【基本情報】
カントー編番外編2(通算53話)
こどものひだよ ぜんいんしゅうごう
本放送:1998年7月9日
※ポケモンショック以前の放送順では、1998年5月5日放送、第58話の予定だった。放送日がちょうどこどもの日であり、それを本編内でも言っている。
【本編のあらすじ】
グレン島に向けて旅を続けるサトシ達。きょうは端午の節句、こどもの日だ。そんな中、通りかかった保育園で声をかけられた一行。ポケモンを遊ばせる予定が、トレーナーが来られなくなってしまったらしい。サトシ達は代わりにこれを引き受け、自らのポケモン達を子供たちと遊ばせた。しかしその輪の中に入らない園児が。その少年・マナブは野生のニャースに助けられてから、もう一度ニャースに会いたいと言うが…。
【主な制作スタッフ】
脚本 :大橋志吉
絵コンテ:鈴木敏明
演出 :小川浩司
作画監督:山本郷
【曲情報】
OP
めざせポケモンマスター
ED
ポケットにファンタジー
【レギュラー以外の登場キャラクター】
麗子(CV:笠原留美)
サクラ保育園の先生。子供たちをポケモンと遊ばせるはずだったが当初呼ぶ予定だったポケモントレーナーが来られなくなり、急遽通りすがりのサトシ達に依頼した。怒ると一時的に口調が非常に荒くなるが、子供たちには全く怖がられていない。
マナブ
保育園の園児のひとり。野生のニャースに助けられたことが忘れられず、ニャースをヒーロー視しておりもう一度そのニャースに会いたいと願っている。まさか言葉をしゃべるニャースがいるとは当然思っていない。
【登場したポケモン】
(手持ち)
【サトシ】
ピカチュウ(CV:大谷育江)
保育園の子供たちにひっぱりだこにされるが、乱暴に引っ張られ怒って電撃を発した(あわてて取り上げた為サトシだけ電撃をくらう)。
ロケット団のマジックで強奪されるが、マナブと入れ替わりで脱出。
ピジョン(CV:林原めぐみ)、
ゼニガメ(CV:愛河里花子)、
フシギダネ(CV:林原めぐみ)
技:かぜおこし(ピジョン)
保育園で子供たちと遊んだ。ピジョンはロケット団戦にも登場。
【カスミ】
トゲピー(CV:こおろぎさとみ)
目立った活躍はなし。(この回は場面によってトゲピーのいる時といない時がバラバラだが、カスミがリュックにしまっている描写もない。)
ヒトデマン(CV:三木眞一郎)、
スターミー(CV:大谷育江)、
タッツー(CV:豊嶋真千子)、
トサキント(CV:大谷育江)、
コダック(CV:愛河里花子)
保育園で子供たちと遊んだ。
【タケシ】
イシツブテ(CV:三木眞一郎)、
イワーク(CV:石塚運昇)、
ロコン(CV:愛河里花子)、
ズバット(CV:三木眞一郎)
技:たいあたり(イワーク)
保育園で子供たちと遊んだ。イワークはロケット団戦にも登場。
(野生)
スピアー
マナブの回想シーンにて。マナブを襲った。
ニャース(CV:辻香織)
マナブの回想シーンにて、颯爽と現れスピアーを追い払った。このときからマナブはニャースを自分のヒーローと思っている。
サトシとマナブに大岩が迫った際に岩を蹴り砕き、再びマナブのピンチを救った。
(モブキャラ)
なし
【ロケット団の行動】
保育園に入るサトシ達を影から尾行。その後ポケモンマジシャンの【ドロシー&ドローン】という偽名でマジックを披露(コジロウがオカマ役になっている)。そのマジックの過程でピカチュウを強奪した。しかし途中でマジックの箱の中のピカチュウがマナブと入れ替わり取り逃がす。
ニャースをヒーローと思っているマナブの前では夢を壊してはいけないと、ニャースは言葉をしゃべるのを封印。ムサシとコジロウが悪役、ニャースが善役となり寸劇を披露。マナブを保育園へ送った。その後もとのロケット団としてサトシ達とバトルへ。その途中で崖上の大岩が転がりサトシ達は野生のニャースに助けられたが、ムサシとコジロウは大岩に玉乗り状態になり、ニャースが追いかけられる形で退場。
口上1回目は口上の途中で子供たちにじゃれつかれて、最後まで言えていない。2回目で最後まで言えたがニャースがいつも通り出ようとしたのを、ひっぱたいて制止している。
ニャース(CV:犬山犬子)
マナブには野生のニャースにしか見えず、ヒーローとして見られている。子供たちの前では言葉をしゃべるのを封印し、保育園で子供たちにもちやほやされた時には優越感に浸っていた。エピローグでもムサシに指摘され、照れ隠しをしている。
(一度だけはっきりとしゃべってしまいカスミに指摘されたが、一応バレずに済んでいる。)
敵でありながらも、サトシとマナブに大岩が迫ったときに「危ないニャー!」と知らせた。
【ムサシ】
アーボック(CV:坂口候一)
技:あなをほる
2戦目のみ登場。ピジョンに奇襲をかけたがイワークに邪魔され崖にたたきつけられた。
【コジロウ】
マタドガス(CV:石塚運昇)
技:えんまく、スモッグ
子供たちにボールとして遊ばれた。またピジョンの【かぜおこし】でも吹き飛ばされている。
【アイキャッチのキャラ】
ニャース
【名(迷)セリフ】
・「我々、ラブリーチャーミーな敵役は、子供の純真な夢を壊してはならないのだ!」「ましてや、今日はこどもの日!柏の葉っぱだけを食べるような苦い思いをさせてはならないのだ!」(コジロウ/ムサシ)
【memo】
・冒頭のサブタイトルでも【番外編】と表示されている。
・ポケモン世界での鯉のぼりでは、コイキング、トサキント、ギャラドスなどのポケモン型ののぼりを使うところもある。
・幼少期のコジロウはこどもの日の思い出で、菖蒲を浮かべたプールで泳いだあと、柏餅をいっぱい食べたという。家が貧乏だったムサシは柏餅を”柏の葉っぱだけ食べるもの”と思い込んでいたり、菖蒲もからだに良いからと刻んでチャーハンに入れて食べた記憶があるらしい。
・マナブのヒーローである野生のニャースの振りをしてサトシ達と会ったロケット団のニャース。タケシには「ロケット団のニャースと違って凛々しい」と言われるがカスミは「そうかなぁ?」と疑い、ピカチュウもやや疑った様子だった。