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【基本情報】
ジョウト編第40話(通算158話)
キリンリキ!エスパーポケモンのむら!
本放送:2000年7月13日
【本編のあらすじ】
コガネシティを目指す道中、森の中で【ゴーストポケモン多発地域】と書かれた掲示板を見つけたサトシ達。そこでエスパーポケモンマスターを目指す少女・チェリーとパートナーのキリンリキと出会う。近くにある彼女の故郷・ブレンタウンではゴーストポケモン避けとして、エスパーポケモンをパートナーにするのが習慣となっているらしい。しかし街のポケモンを奪おうと企むロケット団が、ある秘策を持って街に襲いかかる!
【主な制作スタッフ】
脚本 :冨岡淳宏
絵コンテ:横田和
演出 :大町繁
作画監督:たけだゆうさく
【曲情報】
OP
OK!
ED
ポケモンはらはらはらはらリレー(むずかしばん)(2番)
【レギュラー以外の登場キャラクター】
チェリー(CV:かないみか)
キリンリキのトレーナーの少女。エスパーポケモンマスターを目指して、ブレンタウンを旅立つ前の最後の調整をしていたところだった。街に襲いかかったロケット団にも一歩も引かず立ち向かう強い心を持つ。
オタネ
ブレンタウンの女性住人。【テレポート】するパートナーのケーシィを追いかけていた。
トク(CV:坂口候一)
ブレンタウンの男性住人。パートナーのバリヤードをロケット団に奪われ、その事態をサトシ達に伝えた。
【登場したポケモン】
(手持ちポケモン)
【サトシ】
ピカチュウ(CV:大谷育江)
技:でんこうせっか、10まんボルト、こうそくいどう、かみなり
チェリーのキリンリキと対戦。順調にダメージを稼ぐなか【みらいよち】の時間差攻撃を受け吹き飛ばされ、驚きを隠せなかったが【かみなり】を命中させ勝利する。ロケット団戦ではキリンリキの【ねんりき】の手助けを受けて空を飛んだ。
【カスミ】
トゲピー(CV:こおろぎさとみ)
コダック(CV:愛河里花子)
ゴーストタイプ対策にはエスパータイプ、という看板を見て【ねんりき】の使えるコダックが頼りにされるが、キリンリキのしっぽとのにらみ合いの末に、自分からボールに戻っていった。
【チェリー】
キリンリキ
技:みらいよち、ふみつけ、サイケこうせん、ねんりき
黒いしっぽにも顔があり、うかつに近づくと噛みつかれる。このしっぽをサトシ達は当初ゴースと勘違いした。性格は穏やかで落ち着いている。腕試しでピカチュウと対戦し、【みらいよち】の時間差攻撃を決めるが【かみなり】で倒された。
メカを引っ提げて街に襲いかかったロケット団にも立ち向かうが鏡で特殊攻撃を反射され、ダメージを負う。しかし【みらいよち】で攻撃を予知し、さらに【ねんりき】でピカチュウの回避を手助けした。捕らわれたポケモンを解放後、【みらいよち】がロケット団に決まり撃退した。
【オタネ】
ケーシィ
技:テレポート、サイコキネシス
【テレポート】で逃げ回る癖があるが、いつものことらしくそこがまた愛らしいんだとか。ロケット団に遭遇し捕らわれてしまった。
【トク】
バリヤード
技:サイコウェーブ
ゲンガーに似たロケット団のメカに遭遇し、【サイコウェーブ】で攻撃するが鏡で反射され、捕らわれてしまった。
(野生ポケモン)
なし
(その他)
なし
(モブキャラ)
タマタマ、フーディン、ナッシー、スリープ、スリーパー、ヤドン、バリヤード
街の人々のポケモン。
【ロケット団の行動】
チェリーとサトシの会話を盗聴してブレンタウンにエスパーポケモンがたくさんいると聞き、街のポケモンを奪おうと計画。ムサシの持っていたコンパクトの鏡をヒントに、ゲンガーを模した巨大メカをひっさげて出撃する。
街でサトシ達と対峙し、自信の表れか自ら鏡の種明かし。チェリーのキリンリキの攻撃も鏡で反射し怖いものなしと思われたが、キリンリキの【みらいよち】を何もしてこないと思い油断を生む。キリンリキに代わり前に出たピカチュウを捕まえようとするも、キリンリキの【ねんりき】で自在に空を飛べるようになったピカチュウを捕まえられず、ついには【したでなめる】の舌の距離にも限界が。その隙にピカチュウの【かみなり】で感電し、捕まえたポケモンも逃がしてしまう。その後風が吹いた直後、【みらいよち】の衝撃波によってメカは大破、吹っ飛ばされて退場。
口上は普通に述べた。退場セリフは「(やっぱり)やな感じしたんだよなぁーー!」。
(ロケット団のメカ)
ゲンガー型メカ
瞳の部分を強力な鏡で作っており、特殊攻撃を反射する。捕らえる際は【したでなめる攻撃モドキ】と称し、舌を伸ばして捕まえる。しかし正面側の半分しか作っていないハリボテで、裏は丸見え。動力も足漕ぎ式。
(手持ちポケモン)
ニャース(CV:犬山犬子)
バリヤード1匹だけ捕まえて成功を祝したふたりに檄を飛ばした。
【ムサシ】
ソーナンス(CV:上田祐司)
【アイキャッチのキャラ】
キリンリキ
【オーキド博士のポケモン講座】
※2000年当時に公開された劇場版第3弾【結晶塔の帝王 エンテイ】【ピチューとピカチュウ】の直前情報が放送された。
第4週はキーキャラクター・ミーの紹介。
【ポケモン川柳】
はつとうじょう えいがのポケモン おおあばれ
【名(迷)セリフ】
「昔の人は偉かったのニャー」
「うーん一理あるな……」
「納得しないの!」
「しかも!ゴーストタイプに絶対の自信を持つこの街の連中に心理的プレッシャーを与えることで、エスパーポケモンとの信頼関係をも壊してしまおうという、これまた悪役の鑑、のような作戦なのだ!」
「おぉーそんな深い計画が潜んでいたとは」
「頭いいニャー」
「いや、今思いついたんだけどね」
「「おぉー!」」
(コジロウ/ニャース/タケシ/カスミ/ムサシ)
【memo】
・チェリーの住むブレンタウンは、【一家に1匹エスパーポケモン】というスローガンで有名な街。昔からゴーストタイプのポケモン避けとして、エスパータイプのポケモンをパートナーにする習慣がついているという。
・エスパーポケモンはトレーナーと心が通じ合うと、お互いにテレパシーを通じて心の声が聞こえると言われている。その効果が表れたのはチェリーとキリンリキがロケット団に一緒に立ち向かう決意をしたとき。一瞬だけふたりのからだを青白い光が包み込んだのを、サトシ達が目撃している。
そしてピカチュウがロケット団に対抗するなか、攻撃を回避し空を飛ぶピカチュウの未来を予知したキリンリキのイメージが、そのままチェリーにも伝播。ロケット団の攻撃が来るのを予知し、サトシにピカチュウに回避させるよう指示させた。
・エスパー技【みらいよち】は、未来に攻撃を予知し時間差で攻撃する技。傍目には攻撃する様子は見せずサトシを油断させた。時間がたち、風が吹いた後に目には見えない衝撃波がピカチュウを襲い、吹っ飛ばされるピカチュウ。タケシも「実際に見るのははじめて」らしく、エスパー技の不思議な力にサトシ達も驚きを隠せない様子だった。